知ってますか?髪の長さが31㎝以下でもできるヘアドネーション!

三郷美容院リベルタの佐々木です♪梅雨に入り、だんだんジメジメとした季節になってきました。

暑くなると髪の毛も鬱陶しく感じるもの。バッサリ短くしたい!というオーダーが増える季節です。どうせ短くするんだったら・・・と、医療ウィッグボランティア(ヘアドネーション)に参加される方もいらっしゃいます。リベルタもオープン当初から協賛店として参加し、今までも美容院で沢山の方々にご協力いただきました♪

美容院への医療ウィッグやヘアドネーションに関するお問合せで一番多いのは、
『31センチはどこから測ればいいの??』

切り上がりを考慮して、仕上がりをどのくらい残したいのか?を決めて頂き、
毛先から31センチ+ゴムで縛る余白分2~3センチがベスト。

医療ウィッグのドネーション分をカットした後になるべく長く残したいのか?
それともばっさりショートカットにしたいのか?
それによっても寄付に必要な長さは変わってきますので注意が必要です。

時々、31センチピッタリでの寄付をご希望の方がいらっしゃいますが
髪の毛の長さは全て均一ではありません。
一番長いところで31センチあったとしても、横の毛やトップの長さは31センチに満たない事もあります。

長さが31センチ満たない場合はどうなるの?

とりあえずバッサリ切りたいけど長さが微妙に足りない場合。
せっかく一生懸命伸ばした髪の毛も医療ウィッグとして使われない場合もあるのでご注意を!

では、長さが足りない髪の毛は何に使われるのでしょう?

医療ウィッグにならなかった髪の毛は、ヘアケア剤やカラーなどのテスターやサンプルに使われる毛束、いわゆる【評価毛】というものになります。よく、薬局等でカラー剤コーナーに色見本として染まり上がりの毛束がいくつも並んでいるのを見たことはありませんか?あのような毛束が評価毛です♪

あとは、美容師がカットの練習をするために使うマネキンの髪の毛に充てられることも。
私もあのカットウィッグを今までに何十体も切りました。
再度伸びてくるわけでもないのでマネキンは使い捨てです。
国家試験の練習やスタイリストになるまでに、美容師はあのカットウィッグを何個も何個も切っています。
自宅の部屋にはあの生首がいくつも転がっていてよく母親が驚いていました(笑)

そんなカットウィッグや評価毛に使われるために販売し、その収益で医療ウィッグの製作費になっていきます。
直接ウィッグに使われなくても、別の方法で
医療ウィッグを必要としている子供たちの役に立っているんですね♪

どうしても自分の髪の毛をウィッグとして使ってもらいたい場合は
31センチぴったりではなく、余裕をもって伸ばしていただくことをオススメします!
長ければ長いほど確実です☆

【医療ウィッグ】31センチ以下でも寄付できるボランティア団体がある

医療ウィッグは31センチ以上が基本となりますが、
ここ最近31センチ以下の髪の毛寄付を呼び掛けている団体もあるようです。

貴重な毛髪を多く集めるために、ドネーション活動をしている団体が増えてきました。
どの団体も同じではなく、寄付する長さによって医療ウィッグの仕上がりに差があるのをご存知でしたか?

一番短い長さで15センチからの髪の毛を寄付できる所もあります。
しかし、その短さでできるウィッグは頭頂部には髪がなく、帽子を被って毛先だけ髪が出ているもの。
インナーウィッグと呼ばれるもので、常に帽子とワンセットになります。

帽子はお子さんの好きなものから選べるようですが、ニット帽などは夏には不向き。
夏用にも、となればもう一つウィッグが必要になります。
しかし、無償提供されるウィッグは1人1度限りとされていることが多く、
デザインの違うものを何個も受け取れるわけではないんです・・・

また、学校の授業でも常に帽子を被っている状態になるため、体育の授業や運動、プールなどには使えません。
インナーウィッグはプライベート専用のオシャレを楽しむための季節限定ウィッグに感じますね。

同じように25センチから31センチ未満でもインナーウィッグで
ミディアムヘアーのウィッグを作ることができるそうです。

15センチからはショートスタイル。
25センチから31センチ未満はミディアムスタイル。

しかし、ちょうど年頃の中・高校生にはやっぱりロングヘアがダントツ人気のようです。
医療ウィッグを必要としている子供たちがロングウィッグを求めると、
私たちは31センチ以上の髪の毛を提供しないと作成することができません。

医療ウィッグのため、寄付する側の温かい思いやりと、必要としている側の気持ち。
ただただ髪を切って送るだけではなく、待っている子供たちの要望も汲み取ってみてください。

長さが足りずに医療ウィッグにならないということのないように。あと少し。あと半年。
伸ばしてから寄付することで、笑顔になる子供たちがいるということを忘れずに。

ヘアドネーションという言葉だけが一人歩きしないように、
寄付する側も31センチ未満の医療ウィッグと、31センチ以上の髪の毛の必要性を十分ご理解いただき、
これからも美容院で沢山の方々にご協力いただければ幸いです♪

美容院の協賛店としてカットのお手伝いをする私たちからも、余裕を持った長さの寄付をお願い申し上げます。

合わせて読みたい:【ヘアドネーション】あなたの髪で救える未来

リベルタでドネーションに参加されたお客様たち

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医療ウィッグのボランティア、ドネーションにご協力いただいた皆様、ありがとうございました☆

埼玉県三郷市早稲田 ヘアサロン 美容室

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