こんにちは!福祉美容室リベルタの佐々木です☆美容室に行くのは、だれでも楽しいものですよね。でも、障がい児や障がい者の人たち、そしてその親御さんは、美容室に行くのがちょっと怖いと思っているかもしれません。リベルタをオープンした当初から福祉に特化してきた佐々木の目線で【障がい児・障がい者が美容室に行きにくい理由】を紐解いていきます!
障がい児や障がい者が美容室に行きにくい理由は?
1:わかりにくい場所
美容室はたくさんありますが、どこに行ったらいいかわからないこともあります。特に、車椅子で行ける場所や、補助犬が入れる場所を探すのは大変です。もっと福祉美容室が増え、SNSやインターネットで検索しやすくなりもっと探しやすいかもしれません。
2:騒音がつらい
美容室では、ヘアドライヤーや他のお客さんの話し声がうるさいことがあります。これが、障がい児や障がい者にとってはストレスになることがあります。美容室も個室を設けて騒音がなるべく最小限に抑えられる環境が整っていれば受け入れやすくなるかもしれません。
3:時間がかかる
美容室で髪を切ったり、パーマをかけたりするのには時間がかかります。じっとしているのが苦手な障がい児にとっては、辛いものがあります。美容師の施術時間は経験を重ねて早くなっていきます。ベテラン美容師が手早くカットできるスタイリストがいるサロンが理想です。
4:お金がかかる
美容室は高いと感じる人もいるかもしれません。価格帯のハードルが高いと障がい児の親御さんは、お金をかけずに自分で髪を切ることがあります。ただし、価格で選べばサービスも最小限になる可能性も。環境もサービスも技術も同時に求める場合、千円カットでは難しいはずです。
親御さんが美容室に行くことに抵抗を感じる理由は?
1:他のお客さんに迷惑をかけるかも
親御さんは、障がい児が美容室で騒いだり、じっとしていられなかったりすることに対して、他のお客さんに迷惑をかけると心配しています。コロナを機に、個室や貸し切りサロンが増えてきたのは事実です。大きな店舗よりも小さくてマンツーマンサロンを選べば他のお客様を気にせず施術することができます。
2:スタッフが対応できないかも
美容師さんには、障がい児や障がい者に対応できる経験や知識がないことがあります。親御さんは、美容師さんが困るかもしれないと心配しています。ここ最近の高齢化社会において、福祉美容師は増えてきています。高齢者や障がい者に対応できるよう勉強している美容師さんを探すことでサロンを検索しやすくなります。
3:障がい児が楽しめないかも
美容室でリラックスして楽しめるかどうかは、障がい児によって違います。親御さんは、子どもが美容室で苦痛を感じるかもしれないと心配しています。障がいの度合いも人それぞれ。マニュアルもないし、教科書通りでもありません。その子(その人)を知っている親御さん、ご親族の方の情報がとても大切になってきます。どんな些細なことでも美容師さんに相談してください。楽しめる方法を一緒に探すことで解決することはできるはずです。
4:プライバシーが守られないかも
障がい児の親御さんは、子どもの障がいについて周囲に知られたくないと思うことがあります。美容室では、他のお客さんがいるため、プライバシーが守られないと感じることがあります。しかし、完全貸し切りの美容室ではプライバシーも守ることができます。積極的に障がい者を受け入れている美容室を探せば必ず守ってくれます。
どうすれば障がい児や障がい者が美容室に行きやすくなる?
1:アクセスしやすい美容室を探す
美容室の情報を調べて、車椅子で行ける場所や、補助犬が入れる場所を見つけましょう。駐車場の有無も必ず確認すること。トイレも車椅子用になっているとより理想的です。駅前の美容室は駐車場がない事も多々あります。駅から遠い敷地の広い美容室は意外と穴場です。
2:事前に相談する
美容室に行く前に、電話で障がいについて説明し、対応方法を相談しましょう。ご家族や親御さんが不安なのと同様、美容師もご新規様には不安を感じます。事前に状態や症状を開示していただくことによって美容師側も安心して対応できます。可能な範囲で来店前の事前カウンセリングをオススメいたします。
3:完全個室の美容室を利用する
ここ最近は1人営業の美容室も多くあります。そんなリベルタも完全貸し切り1人サロンです。完全個室の美容室を利用すれば、他のお客さんに気兼ねせずに利用できます。また、プライバシーも守られるため、安心してカットしてもらうことができます。
美容室でのポジティブな経験を積むために
美容室に行くことは障がい児や障がい者にとっても楽しい経験になるはずです。親御さんも、美容室が子どもにとってどのように良い影響を与えるか考えてみましょう。美容室での経験は、自分を大切にし、自信を持つきっかけになるかもしれませんよ!
1:子どもと一緒に美容室を選ぶ
子どもが興味を持っている美容室や、自分で選んだ美容室に行くことで、子どもも楽しみに感じることができます。リベルタにも知的障害の子が自分でリベルタを選んで来たと親御さんに聞いたときはとても光栄でした!
2:サポートを求める
家族や友人、障がい児支援団体などからサポートを受けることで、美容室に行く際の不安を軽減することができます。リベルタにご来店するのに支援団体の送迎でご来店されている人もいます。様々なサポートは沢山あります。一度調べてみるといいですね!
3:子どものペースに合わせる
障害児のカットの場合、無理に美容室に連れて行かず、子どもがリラックスできるタイミングを見計らって美容室に行くようにしましょう。美容室には事前に相談し、急なキャンセルがあるかもしれない事を相談しておけばお互い気持ちよく対応できるはずです。嫌がる子供を無理やり美容院に連れて行き、トラウマになることが一番避けたいところ。
4:親子で準備をする
美容室に行く前に、子どもに美容室での流れやマナーについて説明し、準備を整えましょう。どうゆう所で、何をする場所か。事前に親御さんが伝えてあげてください。リベルタに来る知的障害のあるお子さんは美容室の絵が描いてあるカードで親御さんが教えていました。また、美容室に行く日のスケジュールを調整し、予定を詰めすぎないよう時間に余裕のある計画を立てましょう。
5:子どもの意見を尊重する
子どもがどのような髪型にしたいか、どんなサービスを受けたいかを尋ね、子どもの意見を尊重しましょう。これにより、子どもは自分の意見が大切にされることを実感できます。意思疎通が難しい場合は、その子に一番似合う髪型を美容師さんと相談してみてください。1人の人間として尊重してあげることは今後の人生にとっても、物凄く大切な事です。
美容室を利用する際には、障がい児や障がい者に対して配慮がある美容室を選ぶことが大切です。そのような美容室では、スタッフが障がい児や障がい者に対して適切な対応を行い、リラックスして施術を受けることができます。また、障がい児や障がい者が美容室に行くことで、自分の外見に自信を持ち、社会とのつながりを持つことができます。親御さんは、子どもが美容室での経験を通じて成長する姿を見守り、サポートしてあげましょう。それが、子どもが自立し、より充実した人生を送るための第一歩となります。
三郷市早稲田にある美容院リベルタは福祉に特化した美容院です。色んな症状のお客様が日々ご来店されます。美容院に行きたくても行けない、どこに行ったらいいかわからない。そんな方は是非一度リベルタにお問合せくださいね♪