大切な開業店舗 どこの内装業者に依頼する?

美容院リベルタの佐々木です♪融資も無事におりて、いよいよ店舗工事の開始です。ただ、融資が下りてから業者を探すのでは遅い!これも同時進行で行わなくてはなりません。

工事業者は《融資が下りる前提》で動いてくれます。融資のための事業計画書を書きながら内装業者を探しましょう。この美容室の内装業者探しは、とても苦戦し失敗談もありますので合わせてお話させていただきますね♪

ネットで業者をひたすら探す

私が美容室リベルタの前に開業を試みた時の話。一番最初に工事業者を探したのはネット検索を見てなんとなく良さそうだなと思った業者にひたすらメールで連絡しました。そこの業者が美容院を今まで施工してきたかは正直なぞ。でも当時の私は【内装業者なら美容室だってできるだろう!】と思ってました。何件も連絡していると、やはり親切・不親切がわかるもの。問い合わせは自由です。別に契約もしてません。相手が見ているのはこちらの出方。

佐々木
佐々木
『融資がまだ下りていなくてこれからになりますが美容室開業のために業者様を探しています。お見積りをお願いできますでしょうか!』

このような感じのメール内容でこちらから送っても、返信すらこない業者もあります。そりゃそうですよね。融資がおりなければ相手方は全て時間の無駄になりますから。

それでもこちらは食い下がらない!こんな悪条件の自分に対して親身になってくれる施工会社を選びます。

1:問い合わせしまくる
2:返信が来たら誠意をもってすぐ返信!
3:あしらわれてもめげずに問い合わせできる業者を探しまくる

この流れをひたすら繰り返して、ようやく快く受けてくださった内装業者さんが見つかりました。しかし、親切な業者さんでしたが美容院内装は初めてとのこと。もちろんこちらも開業は初めて。どっちも初心者だったわけです。

それでも『何とかします!』なんて言ってくださり、こちらからの無理難題、むちゃくちゃな予算提示にも嫌な顔1つしないでくれました。ご夫婦でやっている業者さんで、打合せしながら飲み会も1度開催したほど信頼関係ができて親切丁寧な人たちだったのを覚えています。

美容室の物件契約をまだしていないのに、下見や内見にも付き合ってくれました。
【この物件だと費用がこれくらいかかりそう】
【こっちの物件だとここを改装するのにお金がかかりそう】
など、プロの目から見て内見を一緒に見てくれたのはすごく心強かったです。

この業者さんの人柄に惚れ込んで、美容室内装が初めてだとしてもお願いしよう!と心に決めたのですが、私に最悪の事態が起こったのです。。。

融資がおりない!!

これは今の美容室リベルタ開業の前、20代そこそこで貯金もほとんどないまま開業に踏み切った時の話。親切だった業者さんをこちらが裏切った結果となり、今でも申し訳なく思っています。その後、こちらからお願いしたにもかかわらず話が流れ、それっきりになりました。やっぱり貯金と事業計画が一番大切だ!ということに気づけた時期でした。

必ず這い上がると信じて行動!

私の場合、ヘアサロンの独立開業に1度失敗しています。その原因は単純に【準備不足】その失敗を糧に再度挑戦して今があるため、失敗を恐れる必要は全くありません!

もちろん周りの方々に多大なるご迷惑をかけてきたのも事実ですが、やってみないとわからない。頭で考えるよりもまずは行動!これに尽きます。《失敗を恐れるなかれ》夢を掴むためには常に前進あるのみです!

気持ち新たに美容室開業リベンジ。若かりし頃の失敗を糧に、独立開業を再チャレンジしました。その時はもう『準備万端!絶対大丈夫!』という自信もありました。一度の失敗から開業の流れもつかんでいたため、融資の申請もスムーズ。

『今度こそ実現させるぞ!!』そんな意気込みを抱きながら再度チャレンジした際はとんとん拍子で話が進んで行き、以前の【ひたすら問い合わせして業者を探す】時間もなかったのです。自分で1から業者を探すよりは美容師仲間で先に独立した人に相談して業者を紹介してもらったり、人づてで業者を紹介してもらうことに精を出す。

同時に自分でも美容室を今まで手掛けている施工会社をネットで探して問い合わせをしましたが【たまたまリベルタ近所の美容室を作ったことがあるため信頼関係的にNG】ということで断られました。連絡が来てからそこの業者の施工例を確認したら、リベルタ近所に美容院のお店がホントに出ていてびっくり!気づかなかった!やっぱり職人さんとしてのプライドもあったんでしょう。内装業者を選ぶときは自分の出店地域近隣で店舗を作ったことがないか確認することが必要みたいです。

それから友人づてに店舗内装を数多く手がけている業者を紹介していただけることができたため依頼を決めました。もちろん内装業者へ依頼した時点では融資は確定していません。それでも話をどんどん進めていかないと、とにかく時間が足りなくなるので要注意!

物件も、内装業者も、すべて融資が下りる前提で話を進めていきます。『そんなんでもし融資が下りなかったらどうなるの?』と思うでしょうけれど、融資審査がおりなかったらすべてが水の泡。私の20代での失敗と同じです。不動産屋さんと、打ち合わせを進めていた内装業者さんにあたまを下げて謝るしかありません。結構なプレッシャーですよね(笑)

業者や不動産からは『いつ頃融資確定しそうですか?』なんて圧をかけられることもありますが、ジッと辛抱して融資結果の手紙が来るのを待ちましょう。その間にも、美容院の内装イメージを考えておかなくてはなりません。不安に感じたり、悩んでいる暇はありませんよ~!!

融資の結果が出たら即連絡して物件の契約、内装業者への前金を支払うため、一瞬で数百万が飛んでいきます。。。金銭感覚がおかしくなりそうですが、しっかり計画を立てていれば大丈夫!不必要な出費をしないよう、運転資金も残して内訳計算をしましょうね♪

やっぱり美容師にしか使い勝手はわからない

私が依頼した施工会社は飲食など様々な店舗を手掛けている業者さんではありましたが、美容室リベルタの店舗を担当した現場監督は美容室初心者。施工会社と現場担当者は別物だと思ったほうがいいです。もちろん内装業としてはプロなので、色々いじることに対して問題はないのですが『もっとこうしたら使いやすいんじゃないですか?』なんてアドバイスはほぼ皆無。そりゃそうですよね。美容室の内装なんてやったことがなきゃわからない事ですし、どちらかというと現場で毎日仕事している私たち美容師のほうが使い勝手を知っています。ここをどうイメージしているのか?ここをどうしたら使いやすいのか?すべて業者さんから聞かれるので、自分のビジョンとイメージをしっかり固めておかなければ完成後に後悔するでしょう。

自分が今まで務めてきた美容室の内装を思い出してみてください。

シャンプー台の上についているタオル棚、よく頭ぶつけたからヤダな~
佐々木
佐々木
隣のシャンプー台と距離が近すぎて水圧落ちてたなぁ~
佐々木
佐々木
待合とセット面が近すぎて待ってる人の圧が怖かったから死角を作りたいなー
佐々木
佐々木
壁紙が渋すぎて店内が暗かったよなぁ
佐々木
佐々木

思い浮かぶことは全て自分が今まで経験してきたこと。美容師だったら思い当たる事ありませんか?(笑)これらを集約して自分のお店に反映させるための情報をすべて絞り出してして形にしましょう!

保健所からの指摘。まさかのダメ出し!?

自分のお店の内装を決めるときには、場所ごとにイメージ図案を絵に書き出すのがオススメ。ヘアサロンの入口、待合、セット面、シャンプー台、バックヤード、そして全体図案。細かく細分化して考えていき、最後に1つのお店として完成させる。絵が上手いとか下手とかは関係ありません。美容室リベルタの場合、工事をする業者と、図面を書くデザイナーさんが別でしたので打ち合わせはいつも3人でしていました。

空間の使い方をアドバイスしてくれるのはデザイナーさん。内装イメージを伝えて予算内で、できるできないを判断するのは業者さん。それぞれの意見を元に、自分の理想を形にしていく作業はすごく楽しかったです♪
全ての希望を伝えて作ってもらう図面は、最後融資先と保健所に提出する必要があります。

・融資先は図面を見て計画書の資金を使っているかを確認するため
・保健所は配置や明るさを規定に沿って設計しているかを確認するため

保健所に図面を持って行った時に指摘されてびっくりしたことが1つあります。それは、フロアからバックルームへつながる入口の扉の有無。施術をする場所であるフロアから、休憩に使うバックルームの堺にドアを付けなくてはならないという条件。これ、知っていましたか?私は当時全く知らなかったです…

美容室のバックルームはどのお店も材料などの在庫置き場や、カラーやパーマなどの薬剤を作る流し場があったり、お客様に出すドリンクが入った冷蔵庫だったり、全てが一緒になっているバックヤードがほとんどだと思います。その狭い中で唯一ある隙間でスタッフが休憩する。美容師ってつくづく過酷ですよね~。

そのバックルームでスタッフ等が飲食をする場合は扉をつけなくてはならない。

これが保健所規定のルール。しかし、扉を付けるにはコストもかかります。それに私が一番思ったのはカラーやパーマなどの道具を持って裏に行く際、両手がふさがっていては扉も開けられない。よって、保健所に通すためにつけた入口ドアも、結局は開けっ放しになるだろう。そうなるとドアもゆくゆくは邪魔になっていくのが目に見える。。。という事を思ったわけです。

そこで保健所に問い合わせて聞いてみたところ、先ほどのルールの裏を返せば【バックヤードで飲食しなければ扉はなくていい】との返答が!

要は、衛生面で施術場所と飲食の場を切り離さなくてはならないため、扉や壁で仕切りを作る必要がある。材料置き場や薬剤を作ったり洗ったりする場は作業所としてみなされ、フロアと同等のスペースとして扱われるんですね。そこで私がすかさず保健所担当者に言いました。

『ここで飲食はしません!』

この一言で扉を付けない図面で通過しました(笑)衛生面を考えれば必要なのかもしれませんが、保健所のルールも複雑ですよね。しかし、こちらからすると毎日の仕事でいかに効率よく使いやすいお店にするか?がキーポイント。保健所に指摘されないように図面と配置をしっかり相談して作成してください!

まとめ

・ネットで内装業者を検索すると時間と労力がかかるので早めに取り掛かる事
・同業の知人や先輩から内装業者を紹介してもらえれば手っ取り早いが、同じ地域だと断られる可能性がある
・あくまでも内装業者は使い勝手を把握しているとは限らないので自分の経験談を元にスムーズに仕事ができる内装を絵に書き出す
・保健所の規定を満たしているか図面を書いてくれる人と何度も打ち合わせをして1発で保健所に通るよう準備する

内装業者は後から変更することはできません。しっかり打ち合わせができるように、こちら側の要望や構想をしっかりとまとめておくこと。使い勝手や配置は勤務先美容室で散々見てきたはず。あとは内装のプロと予算をすり合わせて理想のヘアサロンを作り上げてください♪

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