犬猫殺処分ゼロを目指して!保護猫ボランティア活動

みなさんこんにちは☆美容室リベルタの佐々木です♪

我が家には猫がいます。猫の名前は【チョロ】性別は女の子です。今回は元野良猫のチョロちゃんとの出会いについてお話します♪

急いで決めたアパートが運命を変えた

出会いは今から約3年前。美容室リベルタがオープンするのをきっかけに私が三郷へ引っ越してきたのですが、たまたま紹介されたアパートが1階しか空いておらず、アパートの内見も仕事終わりで外が真っ暗になってから不動産の人とスマホのライト機能を2人で照らしながらザックリ見て5分で終了したほど今思えば《どうせほとんど家にいないから》と、かなり適当に決めた賃貸でした。本来だったら2階以上を選ぶのですがオートロックとアルソック完備でセキュリティーもしっかりしているアパートだったし、開店準備で多忙を極めていた時期もあり他の物件をゆっくり見るヒマもなかったのでそのまま1階部屋で契約。

連日寝に帰るだけの家でしたが、引っ越しの片づけもようやく落ち着き休みの日にため込んだ大量の洗濯と部屋の掃除をするためにベランダの窓をあけていたんです。
すると、そのベランダのほうから熱い視線を感じて振り返るとそこにいたのが野良猫だった頃のチョロちゃんでした。

じーっとこっちを見つめているのか?睨みつけているのか?(笑)なんとも言えない表情で私を見ていたのを覚えています。

最初はびっくりしましたが、元々実家では犬のミニチュアシュナウザーを飼っていて動物は大好き。小学生のころは野良猫を散策して餌をあげるのが日課だった子供時代。動物を見るとほっとけない性格が出てしまい、その時は自宅にあったほんの少しの鰹節をネコにあげました。

毎日帰ってくる猫。


若干警戒している様子の野良猫ちゃんでしたが、だんだん慣れてきたのか私が夜遅くに帰宅してもベランダで待っている日が徐々に増えました。

ねこちゃんが我が家に帰ってこない時もありましたが《町猫》だったのか他のお宅からもちゃっかり餌をもらっているようで毛並みと体格は健康に見えたので私も安心していたし、その時は保護するなんて考えてもいなかったんです。

今となってはちゃんと名前をつけましたが、当時は【保護をする=命をきちんと守らなくてはいけない】という覚悟が必要ですし、動物が好きだからと言って自分の事で忙しい時期に愛情を注げないのであれば結果無責任になると思っていたため、名前をつければ愛着が湧いてしまうだろうな、と『ねこ』って呼んでいました。

いつ見てもベランダで寝ているネコ。わざわざウチのベランダで寝るなんて、よっぽど気に入ったのだろうか?

しかし、『ねこちゃん!ただいまー!』なんて言いながら帰れば返事はしてくれず、目つきも悪くて睨みをきかせていましたがそこがまた可愛い。必ずベランダにいるようになってきたので最初は段ボールにタオルを敷いて簡易的なお部屋を作ってあげたんです。この時既に私は愛着が湧いていたんでしょうね。

ベランダで生活をする野良猫を見守る日々が半年ほど続き、寒い冬が到来。段ボールだけではさすがに寒いだろうなと三郷ビバホームで屋根つきのお部屋を買ってベランダに置きました。

最初は入ってくれずにどこかへ逃げていっちゃいましたが、そのうちやっぱりうちのベランダで買ったばかりのお部屋の中でスヤスヤ寝ている猫を見ると私も安心していました。

家族になろうと決めた日

そんなベランダ生活が約1年経った頃、野良猫ちゃんが足を怪我して我が家に帰ってきました。私はどうすることもできず、捕まえて病院につれていきたかったのですが猫をちゃんと世話したこともなく困り果てていました。

1年以上もずっとベランダで世話してケガまでしてくるなら家族になろう!と決めた瞬間。早速ねこを飼っている友人に連絡して、どうしたらいいのか相談。ベランダの新しい小屋に入ったところで自宅の中に入れて慣れさせました。

最初は『にゃーにゃー』鳴いて警戒していましたがすぐお風呂に入れて綺麗にシャンプー。最初はノミがピョンピョン飛び跳ねているのが目で見えるほど汚かったです(笑)

そこから休みの日に動物病院へ連れて行きダニノミ駆除と健康診断。その時に発覚したのですが、歯が1本しかない!そして先生からは『推定年齢10歳~13歳くらいです』と言われてさらにびっくり。若いと思ってたんです。そんなにおばあちゃんだったなんて。もっと早く家に入れてあげればよかったな、なんて反省しました。

家族になることを決めてからは名前を毎日考えていました。どうしようかなー?なんて名前にしようかなー。
そんな時【この子は毎日いろんな所をウロチョロしていたなぁ。。。】と言うことから、ウロチョロする《チョロちゃん》と命名。当初はチョロちゃん!と呼んでも無反応でしたが、今は名前を呼ぶと振り返ってくれます♪

チョロちゃんとの生活が始まりましたが、私はほぼ毎日仕事に行かなくてはならないため、日中は不在。1人でお留守番できるかな?いたずらしないかな?と心配していたけれどビックリするほどいい子。家の中で保護してすぐ、私の足の間でスヤスヤと眠るチョロちゃん。

仕事から帰宅してもリモコン1つ落とすこともなく、トイレも教えてないのにちゃんと決まった場所でしていました。元々飼い猫だったのかなぁ?と思えるほどすぐ我が家に馴染んでくれて『こんなにいい子はいないわ!』と親バカっぷりを発揮するのでした(笑)

保護猫に対する意識が変わった

元々野良猫を見ては可愛がっていたとはいえ、【保護して育てる】という考えは今までありませんでした。それは命の重さと責任。それに、野良猫=かわいそうだと思っていたわけではなく、これが彼らの生き方なんだと思っていた部分もあります。しかし、餌をあげるだけでは時に無責任になるということ。多頭飼育崩壊。不妊去勢手術の大切さ。『可愛い可愛い』だけでは済まない現実を知るきっかけになったのがチョロちゃんです。チョロちゃんとの出会いが私の中での認識を変えてくれて、野良猫が少しでも減り、保護猫が幸せな家族と出会えるように微力ながらも私にできることはないかな?と日々考えていました。

お客様にも保護猫を家族に迎え入れている方がたくさんいらっしゃったこともあり、いろんな話を伺っていました。そんな中、三郷にも保護猫活動をしている団体があると聞き、ネットで検索。
【みさと動物愛護クラブ】さんのサイトを見つけてみてみると、不妊去勢手術の周知や譲渡会の開催、殺処分ゼロを目指して積極的に活動されている団体でした。しかし、保護するにもお金がかかります。手術や治療費、毎日のエサ代だってばかになりません。そこで募金を募っていたこともあり、『リベルタで募金箱を置かせていただけませんか?』と私から連絡したことがきっかけでリベルタに【みさと動物愛護クラブ】さんの募金箱をレジ横に置くことになりました♪

《ペットショップやブリーダーで買うのではなく、里親になる選択で救える命があります》
(※みさと動物愛護クラブサイト引用)

コロナによってのペットブーム。無責任な飼い方をしている人も多いようです。動物は物ではなく家族。命は人間と同じで軽視すべきではありません。ペットショップで動物を買うことを責めるわけではありませんがその裏側にあるものを見てほしい。野良猫や野良犬たちの背少しでも多くの方々と共有できたらいいなと思っています。私もまだまだ知識不足です。
保護することはできなくてもあなたにも出来ることがあります。少しでも沢山の方々に想いが届くよう、リベルタもサポートしていきます♪

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