三郷の美容室リベルタのスタイリスト佐々木です!
コロナがまん延してからというもの、私たちの心身にジワジワと負荷がかかっているように感じます。テレワーク勤務移行による運動不足。外出禁止要請によるストレス。コロナ生活には慣れたとはいえ、やっぱりどこか精神的ダメージを受けているような気がします。
コロナ禍以降、お客様からよく相談されるのが『抜け毛が増えた気がする』という内容。男性も女性も、抜け毛に悩んでいる人が急増!
それがストレスによるものなのか?それとも別の要因なのか?ここでは脱毛の種類について解説します♪
毎日自然に抜け落ちる髪の毛もある
《髪の毛が抜け落ちた=ストレス》と決めつけるのはちょっと待った!毎日のシャンプーやドライヤーで自然に抜け落ちる髪の毛というのが必ずあります。髪の毛と言うのはサイクルによって生え変わるもの。毛周期の時期がくるとパラパラと抜け落ち、また新しい髪の毛へと生え変わります。
1日に自然脱毛する量は平均して50本~150本程度。人によって抜ける量は違いますが、だいだいこのくらいの脱毛は病気や脱毛症などの心配をする必要はありません♪
しかし、髪の毛の長さによっては見え方が違うため、時にギョッ!とすることもあるかも。男性のように短い髪の毛が100本落ちていた場合と、女性のロングヘアの髪が100本固まって落ちていた場合。髪の毛の長い人は嵩が増して見えるため大量に抜け落ちたように見える場合もあります。
洗面台や脱衣所の床にロングの髪の毛が落ちていると『すごい抜けた!!』と感じやすいですが、それも自然脱毛の範囲であれば問題ありません♪
季節や時期によって脱毛量は変化する
誰もが知っていると思いますが、季節性の脱毛。季節の変わり目や時期によって抜け毛が増えると言う話は一度は聞いたことがあるはず。
その中でも一番抜け毛が増えやすいと言われているのが秋~冬にかけての時期。このシーズンにはヘアサイクルの休止期に突入する毛髪が多く、脱毛が増えやすい季節と言えます。
しかし、季節性の自然脱毛だけではなく、何らかの体調変化によって抜け毛が一気に増えた場合は要注意です。生活がガラリと変わりやすい春。進学や就職、転勤などによる生活環境の変化が多い春先は、ストレスや慣れない事への睡眠不足などが起こりやすいため十分気を付けたい時期ではあります。
脱毛の種類は?
《AGA》
男性特有の脱毛症。男性ホルモンの分泌と活性酵素の発生により、30代~40代あたりからジワジワとみられる症状です。今ではCMでも流れているように治療ができますが自分で対処するにはコツコツと育毛剤などを毎日塗ることが必要になってきます。
《分娩後脱毛症》
女性の産後限定の脱毛症のことを言います。出産を終えた後、女性ホルモンのバランスが一気に乱れ、一時的ではありますが抜け毛の量が増えることがあります。分娩後脱毛症は少しづつ回復していき、大量の抜け毛も落ち着いてきますのでほとんどの場合心配はいりませんが、育児に追われて寝不足が続いたり生活が乱れがちになるため、抜け毛が長引く人もいるようです。
《びまん性脱毛症》
女性に起こる、老化によって発症する女性版AGAともいわれる脱毛症です。【老化】というワードに敏感な女性にとって、聞くに堪えない脱毛症の1つですね(笑)びまん性脱毛症の原因は、老化により血液循環が滞り、頭皮にしっかり栄養がいきわたらないことにより発症する脱毛です。この抜け毛は50代~60代に発症することが多いため、男性と同様に女性も育毛剤などを使って適切に対処する必要があります。
抜け毛の原因は複雑
今の時代、ストレスを抱えている人がとても多く、年齢による脱毛なのか?それとも生活習慣の乱れによる抜け毛なのか?判断するのにはとても複雑な時代です。コロナによって生活がガラリと変わった人も多い中、老化による脱毛だけではなく、若年層の抜け毛も注目されているほど原因は様々。
『ちょっと運動不足だな』『最近少し寝不足だな』『食事がみだれているな』と感じたら自分自身で早めに対処することが最も重要です。自分のペースやリズムを守り、コロナ生活でも健康的であり続けるためにはルールを作る。
・通勤が無くなった分、朝の15分散歩をしてみる
・自炊が面倒でもなるべく野菜を意識してインスタント類を減らしてみる
・自宅にいる時間が増えてダラダラしがちだけれど毎日同じ時間に布団に入る
ちょっとしたマイルールがあれば、コロナによって乱れた生活もきっとリズムよく正すことができるはずです♪「抜け毛が増えたな」「脱毛が気になる」と思ったら、まずは今の自分の生活を見直すのも必要です。