こんにちは!美容院リベルタのヒトミです☆「体毛が濃い人は、将来も髪の毛がふさふさ」「逆に、体毛が薄い人は髪も薄くなるかも…?」
そんな噂、聞いたことありませんか?男性だけでなく、女性でも「まつ毛がしっかりしてる人は髪も強い」なんて言われたりしますよね。でも、果たしてこれは本当なのでしょうか?実は、髪の毛と体毛は同じ“毛”でも、育つ仕組みやホルモンの影響が違う部分もたくさんあります。「体毛が濃い=髪が多い」とは一概に言えないのが現実なんです。
このブログでは、
● 頭髪と体毛の仕組みの違い
● ホルモンとの関係性
● 遺伝的な傾向
● 医学的に見た髪の毛と体毛の関係
などを、美容のプロ目線で分かりやすく解説していきます!
薄毛が気になる人も、体毛が気になる人も、ちょっとした「毛の謎」がスッキリするはず。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
頭髪と体毛の関係って本当にあるの?

「髪の毛が多い人は体毛も濃い」「薄毛の人は腕毛も少ない」など、頭髪と体毛の量には関係があるという話を一度は聞いたことがあるかもしれません。果たしてこれは本当なのでしょうか?
実は、頭髪と体毛は「毛」という共通点があるものの、発生の仕組みや成長のサイクルは異なります。体毛には、わき毛・すね毛・腕毛・胸毛・ヒゲなどが含まれ、これらは「男性ホルモン」に大きく影響されて生えやすくなる毛です。一方で、頭髪は女性ホルモンの影響も受けており、全身の毛の中でも特殊な役割と構造を持っているのです。
つまり、「全体的に毛深いから、髪の毛もフサフサ」というわけではなく、ホルモンバランスや遺伝、加齢など複数の要素が絡んでいるのです。体毛と頭髪には確かに一部の関係性はあるものの、「比例して増減する」という単純なものではありません。次は、もう少し詳しく「体毛が濃い=髪も濃い説」が本当かどうかを科学的に見ていきましょう。
体毛が濃い人は髪の毛も多いの?

「腕毛やスネ毛が濃いから、きっと頭の毛も多いに違いない」と思ったことはありませんか?実際に、体毛が濃い=髪の毛が多い、という印象を持たれがちですが、実はそう単純な話ではないのです。
まず、体毛と頭髪は「毛」であることに変わりありませんが、成長サイクルやホルモンの影響が異なります。体毛は「アンドロゲン(男性ホルモン)」の影響を強く受ける一方で、頭髪は「毛母細胞の活動」や「遺伝的要因」によって左右されます。そのため、体毛が濃くても髪の量が少ない人もいれば、体毛が薄いのにふさふさな人もいます。
また、男性に見られる「体毛は濃いけど、薄毛になりやすい」という現象も、この違いに由来しています。つまり、体毛と頭髪は“兄弟のようで別モノ”という感覚が近いかもしれません。
結論として、体毛の濃さと髪の毛の多さには「明確な相関はない」とされています。あくまでそれぞれの毛のタイプや生える場所、ホルモンの影響などによって異なるため、「体毛が濃い=髪の毛も多い」という予想は当たることもあれば外れることもある、というのがリアルなところです。
髪の量は遺伝?それとも生活習慣?

「髪の量って遺伝なのかな?」これはお客様からもよく聞かれる質問です。確かに、親の髪質を見て「自分も将来こうなるのかな」と不安になることってありますよね。でも実は、髪の量には《遺伝》と《生活習慣》の両方が関係しているんです。
まず、髪の本数や毛の太さはある程度遺伝によって決まるとされています。特に、10代〜20代前半までの「生まれ持った髪の量」や「毛根の密度」は、親からの影響が大きいんですね。でも、それが一生変わらないわけではありません。
実は、ストレスや食生活、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが原因で、髪の量は“後天的”に減ってしまうこともあります。たとえば、「過度なダイエットで髪が薄くなった」「夜ふかしが続いて抜け毛が増えた」なんて声もよく聞きます。
また、シャンプーの選び方や洗い方も意外と大きなポイント。頭皮に合わないケアを続けていると、毛穴が詰まりやすくなって髪の成長に悪影響を与えることもあります。つまり、「髪の量=全部遺伝で決まる!」とあきらめる必要はありません。生活習慣を見直したり、髪や頭皮にやさしいケアを意識することで、髪の状態は大きく変わるのです。
「最近、髪が細くなってきたかも…」と思ったら、それは体からのサインかもしれません。日々の生活と向き合うことで、未来の髪を守ることができるんです
髪が多いとハゲにくい?

「髪が多い人って、将来も薄くならないんでしょ?」そんなふうに思っている方、けっこう多いんです。でも実はこの考え方、ちょっと誤解かもしれません。
確かに、髪が“今”多く見える人は、見た目のボリュームがあるため、「将来も安心そう」に見えますよね。でも、髪の量が多くても、毛根がダメージを受けやすい生活習慣をしていたら、将来的に抜け毛が進行するリスクはあります。逆に、今の髪の量が少なめでも、頭皮の血流がよくて健康的な生活をしている人は、長くしっかり髪を維持できることもあるんです。
ポイントは、「髪の量」ではなく、《毛根の健康状態》。髪の1本1本は、土に植えた植物のようなもの。どんなに元気な葉(=髪)があっても、根っこ(=毛根)が弱っていたら、育ちませんよね。
たとえば、以下のような習慣は要注意です
・ストレスが多く、睡眠の質が悪い
・頭皮マッサージやシャンプーが雑になっている
・喫煙や過度な飲酒
・ホルモンバランスの乱れ(特に産後・更年期など)
つまり、髪の多さは“今の見た目”であって、未来の髪の健康を保証するものではないのです。将来のために大切なのは、「今、何をしているか」。髪が多いからといって油断せず、日頃からのケアや生活習慣の見直しが未来のボリュームを守ってくれるんですよ
薄毛になりにくい人の共通点って?

「薄毛になりやすい人はよく聞くけど、逆に“なりにくい人”ってどんな人なの?」そう思ったことはありませんか?実は、薄毛になりにくい人にはいくつかの共通点があります。それは特別な育毛剤や高級ケアを使っているから…というわけではなく、日々の“当たり前”の積み重ねなんです。
たとえば、こんな特徴があります
✅ 血行が良く、睡眠の質が高い
頭皮に栄養を運ぶのは血液。だから、冷え性が少ない人や、よく眠れる人は、毛根も健康でいられる傾向に。夜ふかしや不規則な生活は、髪の敵なんです。
✅ 食事が偏っていない
タンパク質や亜鉛、ビタミン類など、髪の材料になる栄養素をしっかり摂っている人は強い!ダイエットやジャンクな食事が続くと、髪に栄養が届きにくくなります。
✅ 頭皮ケアを怠らない
“髪のケア”より“頭皮のケア”を意識している人は強い!シャンプーのときに優しくマッサージしたり、月に1〜2回は頭皮クレンジングをしている人は、毛穴詰まりも防げます。
✅ ストレス発散が上手
ストレスが強いと、ホルモンバランスが乱れたり、頭皮が固くなったりしてしまいます。趣味やリラックス法を持っていて、上手に気分転換できる人は、髪にも良い影響を与えています。
✅ 無意識に“触らない”
意外な落とし穴が、髪や頭皮を無意識に触る癖。これ、摩擦やダメージの原因になりやすいんです。薄毛になりにくい人は、「頭皮をいじらない」「引っ張らない」など、自然とやさしい扱いをしていることが多いんです。
つまり、薄毛になりにくい人は「特別なことをしている」わけではなく、日々の暮らし方や髪への向き合い方が、自然と髪を守っているんですね。今からでも遅くありません。「髪の未来」は、今日の小さな積み重ねで変わっていきますよ!
まとめ:髪の悩みは“体質だけ”じゃない。あなたの毎日が未来の髪をつくる

髪の量や体毛との関係は、なんとなく“遺伝で決まる”と思いがちですが、実はそれだけではありません。生活習慣・頭皮環境・ストレスの有無など、日々の積み重ねが髪の運命を左右するんです。
今回の内容を振り返ると…
・頭髪と体毛の関係には個人差があり、一概に「多毛だから薄毛にならない」とは言えない
・髪の量は遺伝も影響するけど、食事・睡眠・ストレスなどで後天的に変わることもある
・髪が多い=将来も安心、ではない!重要なのは“毛根の健康”
・薄毛になりにくい人は、頭皮と向き合い、無理のない生活習慣を大切にしている
つまり、《未来の髪のために、今できること》はたくさんあるということ。高い育毛剤を使う前に、まずは「生活を整えること」や「優しいケア」を始めてみませんか?
あなたの髪は、あなた自身が守れるんです。今の習慣が、数年後の髪のツヤやボリュームにつながっていますよ☆











