こんにちは!三郷美容室リベルタのひとみです!
最近、お客様との会話の中で
「白髪が気になるから、いっそ全体ブリーチしてぼかした方がいいのかな…」
というご相談を受けることが増えてきました。
SNSやYouTubeなどで「白髪ぼかしブリーチ」や「グレイヘアに向けたブリーチカラー」が話題になっている影響もあり、「白髪=隠す」から「白髪=ぼかす・魅せる」へと、意識が少しずつ変わってきているように感じます。
ただ、そこで気をつけていただきたいのが、《全頭ブリーチ》は万能ではないということです。
確かに、白髪を目立たなくしたり、オシャレに見せる効果はありますが、
髪や頭皮への影響、仕上がりの持続性、そして将来の髪の状態など、考えておきたいポイントもたくさんあるんです。
そこで今回は、白髪をぼかすために全体ブリーチを検討している方へ向けて、
・そもそもなぜ白髪にブリーチを選ぶ人が増えているのか?
・全頭ブリーチとはどんな施術なのか?
・美容師から見た、白髪×ブリーチの相性や注意点
・髪と頭皮にかかる負担やリスク
・そして「隠す」だけではない、白髪との付き合い方のヒント
をわかりやすくお伝えしていきます☆
「白髪、そろそろ本格的にケアしたいな」
「ちょっと冒険してみたいけど、本当に大丈夫かな?」
そんなふうに思っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです!
白髪を隠すためにブリーチをする人が増えている?その背景とは
「白髪にブリーチなんて意外!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ここ数年、白髪ぼかしとして全体ブリーチを取り入れる方が少しずつ増えてきています。その背景には、白髪との向き合い方の変化があります☆
◆ 「しっかり染める」から「ぼかす・活かす」へ
かつては白髪が出てきたらすぐに染めて隠す、というのが一般的でした。
でも最近は、
「白髪を無理に隠さず、なじませるようにぼかす」
「グレイヘアへの移行を楽しみながらカラーを続ける」
というスタイルが支持されるようになってきています☆
そうした考え方に合ったカラー方法のひとつが、全頭ブリーチによる明るいベース作りなんです。
◆ SNSで話題の「白髪ぼかしブリーチ」
インスタグラムやTikTokなどでよく見かける、
・白髪をハイライトでぼかす
・ブリーチで全体を明るくして白髪を目立たなくする
・グレイカラーでやわらかいニュアンスを出す
こういったスタイルが話題となり、
「白髪があるからこそ楽しめるヘアカラー」として、前向きに受け取る方も増えています♪
◆ 白髪=老ける、ではなくなってきている
白髪は以前まで「隠すべきもの」「老け見えの原因」として捉えられることが多かったですが、
最近は《自分らしさや自然体の象徴として受け入れられつつある》のも大きな変化です。
その中で、「白髪は活かす」「楽しむ」という選択肢が生まれ、
全体ブリーチという手段が注目されるようになったんですね☆
次は、そんな全頭ブリーチが『具体的にどんな施術なのか?』を解説していきます!
全頭ブリーチってどんな施術?どんな髪にするの?
「ブリーチ」と聞くと、派手で痛みそう…というイメージを持つ方も多いと思いますが、
実は今、白髪世代の方にも『あえてブリーチする』という新しい選択肢が注目されているんです。
ここでは、全頭ブリーチとはどういう施術なのか、どんな髪になるのかをわかりやすくご紹介します♪
◆ 全頭ブリーチとは?
全頭ブリーチとは、髪全体の色素を脱色して、明るいベースを作る施術のことです。
一度ブリーチをすると、黒髪や白髪の区別がやわらぎ、
その後に重ねるカラー剤の発色がクリアに出やすくなります。
白髪に対して使う場合は、
・白髪と黒髪のコントラストをなじませる
・全体を均一に明るくして「白髪が目立たない髪色」に見せる
といった目的で用いられることが多いです☆
◆ 全頭ブリーチをするとどんな髪色になる?
1回のブリーチでどこまで明るくなるかは、髪の元の色・髪質・履歴によって異なりますが、
基本的には金髪〜ベージュ系の明るいトーンになります。
そこにさらにシルバー・アッシュ・グレージュなどの色味を重ねることで、
「透明感のある大人カラー」に仕上げる方も多いです☆
白髪との境目が目立ちにくくなるため、
「白髪が伸びても気になりにくい」「カラーの間隔をあけられる」という利点もあります。
◆ 仕上がりの印象は?
明るくなることで、
・柔らかい雰囲気になる
・白髪が“デザインの一部”として活かされる
・重たく見えないので顔色が明るく見える
といったメリットがあり、
特に「今まで白髪染めで暗めカラーを繰り返していた方」にとっては、かなり印象が変わる施術になります!
ですが…!
次のパートでは、ブリーチの良い面だけではなく、《実は知っておきたい注意点や適していないケース》についても正直にお伝えしていきます。
白髪に全頭ブリーチはアリ?ナシ?美容師としての見解
「白髪が目立たなくなるなら、ブリーチってすごくいい方法かも♪」
そう思われる方も多いのですが、実は全頭ブリーチは誰にでもおすすめできる施術ではありません。
ここでは、白髪に全頭ブリーチをすることの向き・不向きや、美容師として気をつけているポイントを正直にお伝えいたします。
◆ ブリーチが向いている方
以下のような方は、全頭ブリーチを前向きに検討しても良いかもしれません。
・白髪と黒髪のコントラストをなじませたい
・明るめの髪色が好きで、定期的なカラーが苦ではない
・ダメージに配慮したホームケアをしっかりできる
・髪のハリやコシがあり、もともと健康な髪質である
・白髪を“隠す”より“活かす”スタイルを楽しみたい
このような方は、ブリーチで明るくしてから色味をのせることで、
「白髪が目立たない、けれどおしゃれ」というバランスのとれたスタイルに仕上がります☆
◆ 逆に、注意が必要な方・おすすめしづらいケース
一方で、次のような方には、慎重に判断したほうがよい場合があります。
・頭皮が敏感でカラー剤や刺激に弱い
・髪が細く、ダメージを受けやすい
・毎日のケアにあまり時間をかけられない
・ブリーチのあとの色落ち・黄ばみが気になるタイプ
・白髪をしっかりカバーしたいという希望が強い
全頭ブリーチは、見た目が明るく軽やかになる反面、髪や頭皮への負担も大きい施術です。
また、白髪が多い方ほどブリーチ後の色の抜け方が不均一に感じられることもあるため、
仕上がりや色持ちへの理解と覚悟も必要になってきます。
◆ ブリーチは「手段」であって「正解」ではない
美容師として大切にしているのは、
「ブリーチをすること」そのものよりも、その方の髪質・生活スタイル・気持ちに合っているかどうかです☆
「憧れていたけど、やってみたら扱いが大変だった…」
「おしゃれだけど、自分らしくなかった…」
そんなことにならないよう、しっかりカウンセリングしてから進めるのが一番安心なんです♪
次は、実際に全頭ブリーチをするときに気をつけたいリスクや注意点を具体的にお伝えしていきます☆
全頭ブリーチのリスクと注意点とは?
全頭ブリーチは、仕上がりの透明感やデザイン性が魅力的ですが、
そのぶん髪や頭皮に対しては高い負担がかかる施術です。
とくに白髪を目的としたブリーチは、繊細な髪質や年齢による変化も考慮する必要があります。
ここでは、施術前にぜひ知っておいていただきたい注意点をお伝えします☆
◆ 1. 髪のダメージが大きい
ブリーチ剤は、髪の内部にあるメラニン色素を強く分解・脱色する薬剤です。
この過程で、髪のキューティクルが開きやすくなり、切れ毛・パサつき・ゴワつきの原因となることがあります。
特にエイジング毛(加齢によって細く・弱くなってきた髪)には、
一度のブリーチでも思った以上のダメージが出る可能性があります。
◆ 2. 頭皮への刺激・ヒリつき
ブリーチ剤は、皮膚への刺激も強めです。
施術中にピリピリとした痛みや熱を感じることがあるため、
敏感肌の方や、カラー剤でかぶれた経験がある方には注意が必要です。
また、頭皮にダメージが加わることで、乾燥やかゆみ、炎症などを引き起こすリスクもあるため、
施術前の状態チェックは欠かせません。
◆ 3. 色落ちが早い・黄ばみやすい
ブリーチ後に色味をのせても、
日々のシャンプーや紫外線によって色は少しずつ落ちていきます。
特に白髪が多い方の場合、色落ちしたときに“黄ばみ”が強く出やすい傾向があります。
そのため、色を保つにはカラートリートメントや紫シャンプーなどのホームケアが必須になります☆
◆ 4. 継続的なケアが必要
ブリーチをすると、髪の内部が空洞に近い状態になり、乾燥や絡まりやすさが増します。
そのため、シャンプー選び・保湿ケア・ドライ方法まで見直す必要が出てくるのです。
また、伸びてきた根元とのコントラストも気になるため、定期的なメンテナンスが前提となります。
◆ 5. 一度ブリーチした髪は元に戻せない
ブリーチは「削る施術」なので、カットしない限り元の髪に戻すことはできません。
気に入らなかった場合にカラーで暗く戻すことはできますが、色の定着や仕上がりには限界があります。
だからこそ、「本当に自分に合うのか?」を事前にしっかり考えることが大切です☆
次は、白髪ケアの選択肢はブリーチだけじゃないという視点から、
自分らしいスタイルを見つけるためのヒントをお届けします♪
白髪は隠すだけじゃない!自分に合った活かし方を見つけよう
白髪が増えてきたとき、
「どうにか隠したい」「きれいに染めたい」と思うのは自然なことです。
でも近年は、白髪を隠すだけではなく、『活かす・なじませる』という新しい考え方が広がっています☆
全頭ブリーチもその選択肢のひとつですが、
それがすべての方に合うとは限りません。
◆ 正解は「あなたにとって心地よい方法」
白髪が出てきたことに落ち込んだり、焦ったりする方もいらっしゃるかもしれません。
でも大切なのは、「どう見られるか」より「自分がどうありたいか」です☆
・明るくして気分を変えたい
・ナチュラルにぼかして優しい印象にしたい
・しっかり染めて安心したい
・そのままの白髪も活かしたい
そのどれもが正解です♪
◆ 美容室は“相談できる場所”であってほしい
リベルタでは、白髪や髪質の悩みを押しつけや否定ではなく、受けとめて一緒に考えることを大切にしています。
「こんな相談していいのかな…」と思うようなことも、気軽にお話しくださいね☆
どんな方法を選んでも、
髪に向き合うその時間が、あなた自身を大切にする時間になりますように。
まとめ:白髪ケアは「隠す」だけじゃなく「選べる」時代に
白髪が気になりはじめたとき、多くの方がまず考えるのは「隠す」こと。
その中で「全頭ブリーチで白髪をぼかす」という新しい発想は、確かに魅力的に見えるかもしれません。
ですが実際には、ブリーチには大きなメリットと同時にリスクも存在することを忘れてはいけません。
髪や頭皮にかかる負担、色落ちやダメージ、そして継続的なケアの必要性…。
こうした点をしっかり理解してから選ぶことが大切です☆
今回の記事では、
・白髪にブリーチを選ぶ人が増えている背景
・全頭ブリーチがどんな施術なのか
・美容師として見た「向いている人・向いていない人」
・ダメージや色落ちなどのリスク
・そして「白髪を隠す」だけではなく「活かす」考え方
をお伝えしました♪
白髪ケアに正解はひとつではありません。
「私はどうありたいか」「どんなスタイルに心地よさを感じるか」を基準に、選んでいくことがとても大切です☆
美容室リベルタは、そんな気持ちに寄り添いながら、
あなたに合った方法を一緒に探していける場所でありたいと願っています。
「ちょっと話してみたいな」と思ったら、どうぞお気軽にご相談くださいね♪

